ご挨拶 カテゴリー

2013年も「持続可能な社会の実現」に向け、
皆様方との「連携と協働」で推進していきたいと存じます。
何卒 ご支援・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

2013 年賀状

昨年のノーベル平和賞は、地球温暖化の危機を映画で発信したアル・ゴア元アメリカ副大統領と、その実態を科学的に研究し警鐘を鳴らし続けてきた国連の政府間パネルIPCCが受賞しました。これは、予想以上の速さで進む地球温暖化が、世界の重要課題として明確に位置づけられた瞬間といえます。
 けれど、温暖化のお財布への影響はもっと敏感でした。
原因となる温室効果ガスを減らすため、燃やすときに二酸化炭素を発生しても生育過程で吸収して相殺される、植物性バイオ燃料を使おうと、植物油やトウモロコシ・小豆など原料作物の需要が世界的に急増。そのため、家畜飼料のトウモロコシ輸入価格が値上がりし、小麦の生産国でトウモロコシ畑に転用する農家が増えて小麦輸入価格も急騰。食糧の60%を輸入する日本では、昨年から食用油を使うマヨネーズや小麦粉で作るパン、菓子、麺類などの値上げが続き、私たちの台所を直撃し始めています。
 解氷による海面上昇、気候変動による自然災害増加だけでなく、地球温暖化の影響は、じわじわと私たちの日々の生活に広がっているのです。
ただし、その対策も実は私たちの日々のくらしから始まることを、忘れてはならないでしょう。エネルギーや物を大量に消費し、廃棄し続けるライフスタイルと生産スタイルを見直し、創エネ・省エネ・3Rを実践。公共交通を見直し、身近なみどりや公園を増やし、大自然との付き合い方を見直す・・・私たちの日々の一歩から始まるのです。
 もちろん、このようなくらしや地域での取り組みを定着させる環境技術や商品開発・サービスを担う事業活動や、支援するシステムを整備する行政との連携も欠かせません。エコギャラリー新宿は、私たちの子供や孫の世代もこの新宿の地で快適に暮らせるように、区民・事業者・団体・行政をつなぐ場であり続けたいと心新たにしています。
 2008年元旦は、温室効果ガス排出削減目標を世界と約束した「京都議定書」の対象年2008年から2012年のスタートでもあります。そして7月には、「京都議定書」の後の将来像を話し合うG8サミットが洞爺湖で開催される重要な節目の年です。地域が変われば世界が変わる。持続可能なまちの暮らしを、新宿から皆様と共に発信してまいりましょう。

指定管理者
NPO法人新宿環境活動ネット代表理事 﨑田裕子

新緑のすがすがしい季節になってきました。
けれど、暖冬に続く寒い春と、季節感の変化を感じ取っている方も多いと思います。

新聞・テレビなどでも報道が増えている「地球温暖化」は、北極や南極の氷河を溶かし、太平洋の島々を水没の危機に陥れているだけではありません。気候変動の影響は、私たちのくらしに少しずつ近づいています。そして、動植物の生態も変化し、食物供給や病気の発生にも影響が出てくると言われています。

どうして温暖化は起こるのか、いったい地球は、日本は、新宿はどうなるのか、京都議定書を達成するために私たちは今どうしたらいいのか、効率的な省エネは何か、知りたい疑問がたくさんあるはずです。

そんな疑問を調べ、私たちが今できることは何か共に考え、くらしや仕事、地域の中で実践する。そのきっかけづくりをする場が、エコギャラリー新宿です。そして、多様な視点・分野で活動するグループ、団体、企業をつなぐ「連携・協働」の場です。

“いやいや、そんな遠い話より、日々の暮らしの中には色々な課題がある。もっと自転車で動きやすいまちにしたい。ごみの落ちていないきれいなまちにしたい。3Rも大事。レジ袋削減を進めたい。エアコンの廃熱や、車の排気ガスにむっとしないまちにしたい。木陰でゆったり語れるまちにしたい。花や緑の公園がもっと増えるといい。”そんな声もあると思います。

実は、地域のこんな課題を解決することが、快適なくらしやまちをつくるだけでなく、地球温暖化対策にしっかりつながっているのです。2007年度は、地域の皆さんと共に「くらしや仕事と地球のつながり」を考え、快適な新宿をめざして実践の環を広げる大切な年にしたいと願っています。

NPO法人新宿環境活動ネット 代表理事 﨑田裕子
(エコギャラリーニュース第35号より)