お知らせ:2008年1月

昨年のノーベル平和賞は、地球温暖化の危機を映画で発信したアル・ゴア元アメリカ副大統領と、その実態を科学的に研究し警鐘を鳴らし続けてきた国連の政府間パネルIPCCが受賞しました。これは、予想以上の速さで進む地球温暖化が、世界の重要課題として明確に位置づけられた瞬間といえます。
 けれど、温暖化のお財布への影響はもっと敏感でした。
原因となる温室効果ガスを減らすため、燃やすときに二酸化炭素を発生しても生育過程で吸収して相殺される、植物性バイオ燃料を使おうと、植物油やトウモロコシ・小豆など原料作物の需要が世界的に急増。そのため、家畜飼料のトウモロコシ輸入価格が値上がりし、小麦の生産国でトウモロコシ畑に転用する農家が増えて小麦輸入価格も急騰。食糧の60%を輸入する日本では、昨年から食用油を使うマヨネーズや小麦粉で作るパン、菓子、麺類などの値上げが続き、私たちの台所を直撃し始めています。
 解氷による海面上昇、気候変動による自然災害増加だけでなく、地球温暖化の影響は、じわじわと私たちの日々の生活に広がっているのです。
ただし、その対策も実は私たちの日々のくらしから始まることを、忘れてはならないでしょう。エネルギーや物を大量に消費し、廃棄し続けるライフスタイルと生産スタイルを見直し、創エネ・省エネ・3Rを実践。公共交通を見直し、身近なみどりや公園を増やし、大自然との付き合い方を見直す・・・私たちの日々の一歩から始まるのです。
 もちろん、このようなくらしや地域での取り組みを定着させる環境技術や商品開発・サービスを担う事業活動や、支援するシステムを整備する行政との連携も欠かせません。エコギャラリー新宿は、私たちの子供や孫の世代もこの新宿の地で快適に暮らせるように、区民・事業者・団体・行政をつなぐ場であり続けたいと心新たにしています。
 2008年元旦は、温室効果ガス排出削減目標を世界と約束した「京都議定書」の対象年2008年から2012年のスタートでもあります。そして7月には、「京都議定書」の後の将来像を話し合うG8サミットが洞爺湖で開催される重要な節目の年です。地域が変われば世界が変わる。持続可能なまちの暮らしを、新宿から皆様と共に発信してまいりましょう。

指定管理者
NPO法人新宿環境活動ネット代表理事 﨑田裕子

■年末年始のお休みのお知らせ

事務所移転中のエコギャラリー新宿(新宿区立環境学習情報センター及び区民ギャラリー)の業務は、下記の期間を年末年始のお休みとさせて頂きます。
※エコギャラリー新宿の施設は休館中ですので、主に移転先での業務を指します。

□休業期間
平成19年12月28日から平成20年1月3日まで