本講座第3回『私たちの出した資源ごみの現場を見よう』-容器リサイクル工場・トベ商事見学-

新宿駅西口から天ぷら油バスに乗り、トベ商事見学に行きました。

戸部昇社長から各種容器の生産量と資源化の推移、リターナブルびんの現状、飲料容器リサイクルの流れについてお話いただきました。とくに、「リサイクルにはお金がかかる」というお話が印象的でした。

つぎに、びんの選別・資源化施設、缶の選別・資源化施設を見ました。リターナブルびんの洗浄過程では、はがれなかったラベルを手作業で取り除いていること、ひび割れなどのチェックも人の目で行っていることを知りました。容器包装プラスチックのリサイクル施設でも、混入した生ごみなどは手作業で取り除いていました。PETボトル資源化施設では、運びこまれたPETボトルの山が、これもまた細かい手作業を経てフレーク状になるまでを、またトレー資源化施設では溶かされてインゴット(黒い棒)という固まりに加工されるまでを体験しました。あらゆる所で人の手が加わっていることを目の当たりにし、資源ごみはきちんと分別し、汚れはボロ布などでふき取ってから出さなくては、と強く思いました。帰りのバス中では、新宿清掃事務所の井内係長から、新宿区の資源・ごみの正しい分け方・出し方、新宿区のごみ量の推移について教えていただきました。

新宿区の集団回収量が年々減りつつあるように、「地域の“資源回収拠点”が少なくなってきている」ことには危機感が募ります。その原因の1つは、高齢化による“世代交代”。さらに「音がうるさい、管理できないなどの理由で、住民から撤去してほしいと連絡があると区は撤去せざるを得ない、というのが現状のようです」と、戸部社長。

出す人が責任を持つべき“ごみ”。“分別”の徹底はもちろんのこと、いま私たちに求められているのは“社会性”なのかもしれない、と思いました。

新宿区から回収された容器包装プラスチックごみ(マイクを持っているのは戸部社長)

新宿区から回収された容器包装プラスチックごみ(マイクを持っているのは戸部社長)

新宿区から回収された
容器包装プラスチックごみ
(マイクを持っているのは戸部社長)

見つめる先はPETボトルの山

見つめる先はPETボトルの山

見つめる先はPETボトルの山

※天ぷら油バス・・・廃食油をリサイクルした燃料「BDF(バイオディーゼル燃料)」100%で走る観光バス。排気ガスからは、ほんのり天ぷら油のにおいがします。

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