公開講座1『暮らしの節電大作戦』

講師は、各方面でご活躍の岩船由美子さん(東京大学准教授)。今夏の節電への取組みと今後の見通しについて、膨大なデータから簡潔に、わかりやすくお話いただきました。
今夏の節電は、多少の不便や不快には目をつぶる単なる省エネではなく、計画停電回避を目指す“緊急節電”。その大きな特色は、ピーク時の電力使用量削減に向けて大口需要家による様々な取組みがなされたこと。そもそも業務部門に省エネ対策の余地が大きい(冷房過剰、照明が明るすぎるなど)ものの、実施するための意思決定に大きなバリアがあり進んでいなかったそうです。また、家庭での節電も大幅に達成された(昨年比)ましたが、料金票ベースの“使用量”の情報しかなく、“ピーク時”を知り難かったことを知りました。
今後の見通しとして、基本的に電気量は足りるので“無理な節電は必要ない”とのこと。ただし、石油ヒーターとエアコンではエアコンの方が節電になることなどを例に、必ずしも電気を使わないことが省エネであるとは限らない、というお話が印象に残りました。さらに“長持ちする節電”に向けて、社会の仕組みを変えるべき とのお話もありました。需要合わせて供給していく時代は終わり、長期的にはエネルギーマネジメントなどとの連動で、需要協調制御を検討すべきことをご紹介いただきました。
後半の質問コーナーでは、参加者からの質問に1つ1つ丁寧にお答えいただきました。

【企画運営:平成23年度新宿区エコリーダー養成講座(入門編)企画運営プロジェクトチーム】
※エコリーダー養成講座(入門編)企画運営プロジェクトチームとは、昨年の講座修了生と以前修了生の7名で結成されたチームで、講座の企画運営を行っています。

質問にも丁寧にお答えいただきました

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