9/2に行った公開講座Ⅰにつづき、プロ・ナチュラリストの佐々木洋さんをお迎えしてエコリーダー養成講座上級編「都市動物から考える環境問題」を行いました。まずは、セミとタヌキ、ハクビシンのお話から。都内でクマゼミをみかけることが珍しくなくなった理由には温暖化と“移植”が考えられること、新宿区はタヌキが多数生息するタヌキ大国であること、またタヌキよりも日中活動する時間が長いハクビシンは電線を歩いて移動する・・・など、都市に出現する昆虫や動物たちの生態と背景について教えていただきました。
 つぎに新宿中央公園の観察会に出発。樹木に残るせみの抜け殻からのクイズ「セミはどこに卵を産むでしょう?(答えは樹皮)」。抜け殻や足跡、フンなどのフィールドサインから、昆虫や動物の行動について知ることができます。「南方系のメジロをみかけることが珍しくなくなった理由は何でしょう?(答えはツバキやサザンカを多く植えるようになったから。結果、チャドクガも増えているとのこと)」。中央公園内の今その場で目に、耳にする自然から、“環境”を考えるヒントをたくさんいただきました。
 教室に戻り、ビジター(動物園のペンギン舎に来るゴイサギ)、エスケーププランツ(こぼれ種などで野生化した外来種の植物)、ハイブリッドカモ(交雑したカモ)などについて、パワーポイントを使ってお話いただきました。知るほどに、わたしたちの何気ない行動がもたらす“環境問題”の大きさと、その責任の重大さを感じずにはいられません。いまいちど自分の行動を見直し、考え、改める必要性を思い知りました。
【企画運営協力】平成22年度環境学習情報センター チームリーダーズ


佐々木洋さん(プロ・ナチュラリスト)

中央公園の自然から、環境を考えるヒントを教えていただきした