新宿大木戸から新宿区立環境学習情報センターまで、玉川上水跡を歩きました。講師は新宿歴史博物館ガイドスタッフの井出建樹氏、自然観察指導員の日比野佳正氏、新宿中央公園自然クラブ代表の小山裕三氏です。
 まず四谷区民センター裏手の玉川上水水番所跡、水道碑記を見てから、御苑の玉川上水を偲ぶ流れに沿って歩きました。この玉川上水・内藤新宿分水散歩道は、行政と識者、区民で検討を重ね、整備が進められました。現在大木戸門から新宿門までの中間部・大銀杏区間の整備が終わっています。整備にいたるまでのお話をNPO法人新宿環境活動ネット代表理事の崎田氏にうかがいました。「今後の維持・発展には、区民の熱意が必須」と力強くおっしゃっていたのが印象的でした。
 新宿御苑のインフォメーションセンターに着いた頃、台風の影響から豪雨に。「講座中止」を伝え、希望者のみゴール地点の新宿区立環境学習情報センターを目指すことになりました。
 豪雨のなか、旭橋の石柱-雷電稲荷神社-天竜寺(江戸三名鐘の時の鐘)、新宿駅南口を通り、現在はビルの壁に碑が残る葵橋跡、そして千駄ヶ谷橋跡を歩きました。ビルの立ち並ぶ界隈に、碑が残っていることに驚きました。つぎに、文化学園敷地内の玉川上水のモニュメント、そして勿来(なこそ)橋跡、天神橋跡を通り、箒銀杏・天満宮へ到着。暗渠(あんきょ)化された代々木緑道を歩き、正春寺、銀世界稲荷(新宿パークタワーの敷地内にあります)を過ぎて新宿中央公園へ。ようやく雨足も弱まるなか、淀橋上水場建設時に排出された土を盛ってつくった富士見台に登り(いまでも天気のよい日は富士山が見えるそうです)、熊野神社から新宿区立環境学習情報センター でゴールです。
 玉川上水を偲びながら地域の歴史の変遷を感じ、まちの景観・緑についても考えることを目標とした今回のまちあるき。わたしたちの暮らしを見直すきっかけ、そして固定観念・既成概念を疑うヒントは、歴史、景観そして環境を、ふかんの目でとらえることで得られるのでは?と改めて思いました。
小山氏渾身の作“まちあるきのしおり”を手に再度歩き、いろいろな思いを馳せつつ、未来を考えたくなる充実したプログラムでした。
【企画運営協力】新宿中央公園自然クラブ・平成22年度新宿区エコリーダー養成講座(入門編)企画運営プロジェクトチーム


玉川上水・内藤新宿分水散歩道にて

大きなモニュメントです

箒銀杏 びっくりする高さです


【関連リンク】
新宿区エコリーダー養成講座(入門編) 2010年度予定一覧はこちら