プロ・ナチュラリスト 佐々木洋さんをお迎えし、新宿区エコリーダー養成講座 公開講座1「生物多様性とは何かー都市動物から学ぶことー」を行いました。まずは、セミとコウモリに関するクイズを出題。日本には32種類のセミがいて、鳴くのはオスだけです(参加者のみなさんもよくご存じ)。木の皮のようなアブラコウモリのフン当てクイズは・・・少し難しかったようですが、新宿区内でコウモリを見かけることは珍しくなく、ベランダにフンが落ちているかもしれませんよ とのこと(蚊を食べるそうです)。暖かい気候を好むコウモリの区内在住化には、ヒートアイランド現象が関係しているようです。
 つぎに新宿中央公園の観察会に出発。落ち葉をこするとよい香りがします。これはクスノキです。このクスノキにはアゲハの幼虫がいて、これらを食べに鳥が訪れます。落ち葉の下にはいろいろな虫たちもいます。わずか1メートル四方の空間にも、複雑な循環は生まれています。ビオトープではトンボやバッタの観察、また生物多様性を脅かすアメリカザリガニ(外来種)の存在についてもお話いただきました。飼い始めたら最後まで責任を持って飼うことが大切です。
 教室に戻り、パワーポイントでの昆虫みっけ。木の幹に同化するセミ、葉っぱに同化するバッタなど、なかなか見つかりません。存在の危うい植物や昆虫についても教えていただきました。たくさんの引き出しのなかからユーモアを交えた佐々木さんのレクチャーに、参加者のみなさんも大満足だったようです。
 繰り返しおっしゃっていたのは「個ではなく、つながりで考える」こと。生物多様性にはいろいろな解釈がありますが、誰もが心にとめておかなければいけない重要な視点だと思いました。
【企画運営協力】平成22年度新宿区エコリーダー養成講座(入門編)企画運営プロジェクトチーム

みなさんの質問にも
丁寧にお答えいただきました。
ふりかえりもクイズ仕立て。
わくわくします。


【関連リンク】
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